トレンガヌ旅行

先週ペナン島からクアラトレンガヌという東海岸の町まで遊びに行った。

トレンガヌに住んでいる友人を訪ねる。
先にコタバルで待ち合わせしてちょっとだけタイに遊びに行ってみようという予定だ。



ペナンから車を走らせて6時間待ち合わせ場所のコタバルのtunehotelに到着。googlemapで調べた道どおりきて迷わずこられた。
googlemapによると6時間8分だったが6時間15分で着いたのでまずまずだろう。ペナンからコタバルまではほとんど一本道で行ける。

途中ゾウ出没注意の看板がある。目を凝らして探したが発見できず残念。しかしゾウのうんこは多数発見した。まだしたばっかりという感じのテカリ具合だったので近くにいることは確かだ。野生のゾウがいるなんてさすがマレーシア。
ゾウは見れなかったものの途中普段見れないものを色々見た。湖でカワウソの群れ、ガソリンスタンドではカブトムシ取り放題。道端に死んでいたでかいイノシシ。カワウソは最初ラッコかと思ったが確かラッコって海だったよな。



待ち合わせてタイ国境へ。友人の友人に連れられてコタバルから車で1時間ぐらい。
そこから川を渡って対岸に渡るとそこはタイだ。
が我が家は奥さんが熱を出していたのでマレーシアでちょっと待つことにした。
そのあたりをぶらぶらドライブしてみることに。

小さい漁村があったりビーチが公園になっているところがありなかなか気持ちよかった。ビーチの木の木陰に車を停めてドア全開にして昼寝。


その後帰ってきた彼らと合流しトレンガヌへ移動。
コタバルからトレンガヌは思ったよりも遠い。しかもローカルの運転は異常なほど早く着いていけない。紆余曲折あったのももトレンガヌ無事到着。3時間かかった。

本当はコタバルのセントラルマーケットに寄りたかったのだが時間がなく断念。よく絵葉書になっている場所だったので行っておきたかった…


ところで友人(日本人)の友人(ローカル)がものすごい歓迎してくれた。自分たちの時間がないほどだ。それで当初考えていた旅程とはかなり違いすっかり予定が組まれていたので自分たちはただ着いていくだけという楽だけどね…という感じ。

これが田舎の歓迎なのかもしれない。
郷に入れば郷に従えだ。


翌日は朝から有名なウミガメが産卵に来る海岸に出かけた。トレンガヌから車で2時間ほど。行ってみるとそれはきれいな超ロングビーチ
でも遊泳禁止らしい。(でもシュノーケルしている人はいた)
泳げるところは旗が立っていて色で今日は泳げるとか知らせているという、日本の海水浴場と同じシステムだった。


翌日はすっかりくたびれて朝からダラーとしてしまった。組まれていた予定をキャンセルし友人宅で映画鑑賞「君に届け」とかいうミウラハルマ主演の学園青春ドラマ。どんな内容だったかすでにあまり記憶にない。

午後からセントラルマーケットにちょっと行ってみたが、ほとんどの店がもう閉まっていた残念。しかしのんびり出来たのはうれしい。
このマーケットで“ウミガメの卵”を売っていた。10個ぐらいピンポン玉みたいなものが入っていて聞くと35リンギだそうだ。ちょっと食べてみたかったが腹のちょうしがいまいちなのでやめた。しかし今思うと食べてみればよかったかなと思う。


夜はローカルの家に呼ばれてパーティだ。
みんなで適当に歌とか歌う。「こういうときギター出来るとかっこいいよな」といつも道り思う。
ここで気になったのがトレンガヌってみんな金持ちなのか結構みんなipadを所有している。一人一枚って感じだ。自分が持ってないのが不自然な気がしてくるから不思議。



そしてメインイベントのカパス島に行く。
しかし当初6人ぐらいで行くつもりだったのだが、なんでこうなったのか20人体制で行くことになっていた。
あと、しきってくれたローカルが一人70リンギでボートをチャーターして昼付きシュノーケルつきだというので前日払ったのだが、何故か乗った船は貸切ではなく他の人も乗ってるし経由地もあった。帰りも同じ。これなら10リンギで渡れる一般の船でよかったんじゃないの?と思ってしまうが、色々一生懸命なのでしょうがない。

昼飯付きと聞いていたが自分たちで大量の食料を持って行ったし…

シュノーケルはポイントに連れて行ってくれる船が着たら使えるということで待っていたが来たのは3時半。それまで海の中を見ること出来ず…これなら自前で持って来ればよかったねとペナンから一緒に来た丹がつぶやく。

まぁしかし一生懸命やってくれているのでしょうがない。トレンガヌ流だな。


しかしカパス島は思ったよりも良かった。もっと自由に色々出来ればもっと良かったに違いないが泳げないマレーシア人20人連れではしかたない。
トレンガヌの港から船で30分という近さも良い。
サンゴも豊富だし魚もたくさんいる。透明度はまあまあ。ビーチも静かだし、それに人がそんなにいないというのが一番のポイントかもしれない。


ビーチでビーチバレーをしたがマレーでは学校で教えないのかみんなひどくへたくそで全く続かない。それにあまりにも暑いので15分で終了。
しかしスイカ割りは盛り上がった!
船に乗る前にひそかに買っておいたスイカを取り出し、「水か割りやろうぜ!」と呼びかける。ローカルはスイカ割りを知らないらしく説明する。とみんなノリノリになった。
しかし何故か一番に「俺がやる!」と意気込んだのはこっちで知り合った日本人のT氏。いきなりあんたが割っちゃったらどうすんの?しかたないじゃあ見本と言うことでお願いしやす。

位置に付いて「じゃあ回しますよ」というと
T氏「いや目が回っちゃうといけないから」
自分「えっそれが目的じゃないですか」
T氏「いやダメだ、だから1回転ずつ逆に回ろう」
自分「(どういう意味?)」
で右に1回回ったら左に1回回るという訳わからん見本を示しスタート。

んで結果見事失敗ギリギリ横をたたくという良い見本となった。

その後周囲で見ていたマレー人もうれしそうに観戦し、7人目のローカルの一人が見事に真っ二つに割った。拍手喝さい。
これからトレンガヌでスイカ割りが流行るかも。



そして翌日ペナンへの帰途に着く。
朝ごはんも一緒に食べようということでローカルの人たちが何人も着てくれた。お土産も持たしてくれて気をつけて帰れよと言ってくれる。なんて良い人たちなんだ。トレンガヌの人たちはとても親切だ。



帰り道も順調にだったが途中で我が愛車のクーラーの調子が悪くなり車内蒸し風呂になった。ちょっと道端でとまりもらった昼飯を食べながら休ませると復活した。そのままなんとかペナンまで持ち到着。


先週にも高速道路で120kmぐらいで走り続けると効かなくなり80kmぐらいだと復活するということがあったので何かがいけないのだろう。

まあしかし遠出しなければ普通に使えるからいいか。



帰り道の途中で牛が引かれて死んでしまったのをみた。倒れた牛に群れの仲間が寄り添いなにか語りかけているように見えた。群れのリーダーらしき雄の牛は車に威嚇しているのだろうか、一人道路の真ん中に立ち、向かって来る車を見つめていた。


インドだと牛を引いちゃったら早く逃げないと殺されるらしいが、それはマレーシアでも言えるらしい。牛一匹2000リンギはするので所有者が追いかけてくると同乗していたローカルの序瀬不が言っていた。