地震

今日夕方かなり大きな地震があった。


スマトラのバンダアチェ沖でまた地震があったようだ。
ゆっくりとした横揺れが数分続いた。


時々マレーシアでも地震を感じることがあるが、いつもこういうゆっくりとした横揺れだ。日本みたいに突然ガタガタガターとは揺れない。震源が遠いからだろう。


それにしても今回のはでかい!


あわてて奥さんと猫をケージに詰めこみ外に出る。
近所の人がみんな外に出て来ていた。こんなにたくさんの人がいたのかーと思うほどの賑わいだ。


これはその後の余震のとき。1回目よりまばら。

外でボボ(猫)と一緒に収まるのを待っていると、見かけないおじさんが寄ってきた。そして「ナントカカントカ、ションマオ?」と福建語で話してきた。
ションマオかションマオか?と言っているのだけ解ったので
「ブーシー ジャスト マオ だ マオ」
とこれはパンダではない、猫だとアピールする。そしたらそのおじさんはそのままなにやらいいながら去って行ったが、他のおじさんが来て
「日本人か? この猫はそうとうでかいな!」
とひとしきりボボのでかさについて驚いて帰っていった。


よく考えるとまさか本気であのでかいパンダと間違えるはずないからレッサーパンダかと思ったのかもしれないな。
それにしても1年以上住んでいるが一度も見かけたことない2人とも。


部屋に戻ると水槽から水がこぼれてえらいことになっていた。
一応逃げるときに電源切っていったので大丈夫だが、コンセントタップもびしょびしょだ。こりゃなんか対策を練る必要がある。



さて実はこの日午前中に自分は

「今日大地震あるかもよ」

なんて言葉を奥さんに言っていたのである。
今から言うとうそっぽいけど。

部屋で読書をしていると、ボボがやけに大きな声で近づいてきた。んで何か主張しているように「にゃーにゃーにゃー」ひたすら鳴く。そして、突然窓にはまっている格子をロッククライミングのように登りだした。久しぶりにそんなことしてどうした?と思ったがその奇行に何かの予兆かも…と思っただけだ。


この格子を登った。


友人たちと地震について話していると頭痛かと思った人もいた。まあ大半はびっくりしたねーと普通の反応だったが。

そこで2004年の地震のときの話を聞いた。

ある家族はみんなパニックになってしまい、部屋から飛び出て家の周りの壁を乗り越えようとして足を骨折したり
なぜか1階から外に出ずに上の階に走って上がってしまったりしたらしい。しかもその時足を痛めていて歩けない状態だったおばちゃんがものすごい勢いで階段を駆け上がったという。
そとに出ようと急いで靴を履こうとしていると何故か叔母さんがその靴を外に投げ捨てたりと家族で大パニックだったらしい。


今回はその教訓を生かしてみんな整然とそとに逃げたというが、10才の娘が昼寝していたら忘れられて置いてけぼりを食ったと怒っていた。