Trip to Sarawak, Limbang

SarawakのLimbangというところにいる友人を尋ねた。


AirAsiaでKL/Bruneiと乗り継ぎ、空港に迎えに来てくれていた彼らと合流。
LimbangからBruneiまで車で1時間半ほどらしい。


久しぶりの再会を果たし一路お家へGOかと思ったら、彼らはBruneiでちょっと買い物するというのでブルネイ市内をちょっと見物できた。しかしほとんどマレーシアと変わらない、違いは物価が高いくらいだ。そうそう王様の家を見ることが出来た。なんでも日本の女子高生が王様の第何婦人かになっているという。


その後買い物をしケバブを食べリンバンへ行く。途中国境があるが車から降りないでそのままドライブするーでハンコをもらい出入国完了。Sarawakスタンプをもらう。このハンコいつももらっているハンコと微妙に違う。このハンコはSarawak&Malaysiaということでマレーシア全体を包含している。


国境そばのDutyFreeでお酒を買い、再会を祝って飲んだ。



翌日は田舎のLimbangのさらに田舎のエリアに行ってみた。
実にのんびりしている。
ジャングルの深い緑と真っ青な空が印象的。
地元の人に話しかけてもフレンドリーで楽しい。この旅行のためにバハサ・マライユを教えてもらってきたかいがある。ちょっとだけでも話せると面白い。

地元の男の子に指で出来るヘビを教えてもらった。御礼に指で出来るイワオとかえるを教えてやった。



昼ごはんはタウンに戻ってコロミーというのを食べた。
Kolo meeと確か書いたと思う。
このミーはペナンにはない。確か日本に油麺というのがあったと思ったけどあんな感じで半ドライのミーだった。これをガーとかき混ぜて食べる、うまい。ペナンにないのが惜しいな。


午後友人の知り合いの子どもたちとちょっと遊んだが彼らが持ってきた遊び道具は何と石ころ。マイ石ころを5個ぐらい持ってきてて、一つを放り上げている間に他の石をササッと拾ってキャッチするという遊びをもくもくとやっている。2人いるのに黙ってそれぞれ遊んでいるのは、ゲームをもくもくとやるのとあまり変わりないな。
それにしても素朴。


その子達と魚とりに出かけた。
アクアリウムを愛する自分はボルネオで魚を採集なんて夢みたいだ。
多分ほとんどのアクアリスト垂涎だろう。

わくわくして近所の小川というか道路の横の水路に網を持っていく。


地元の海でときどき死滅回遊魚を採集したりしていた経験がボルネオでも生かされた。
何度か網を入れてみると、お玉じゃくしやヤゴに混ざり小さな魚が何匹か取れた。何の魚だろうか?とりあえずバケツに入れておきどんどん網を入れる。

場所を変えてもうちょい水深があるところへ。
ここでも網を入れるがあまり魚はとれない。それでも小さなハゼとエビをゲット。友人はパンをエサに釣りをする。
15cmぐらいの鯉っぽい魚が釣れた。


ここで近くの草むらから異様な泣き声が聞こえた。
「オルルン!」「オルルン!」
と俺には聞こえる。
どうやらカエルらしいけど変な鳴き声だ。確かめてみようと近づくと
「オルン!オルン!」とどんどん高速になる。
結局姿は見えなかったがおもしろい鳴き声のかえるだった。


雨が降っているのも構わず魚を捕り続け帰宅。

かえって水槽に水合わせもなんもせずザバッと開ける。
よく見るとピグミーグラミーの姿が!
ネットで画像を調べ確かめる。
おおーこれはたしかにピグミーグラミーだ。しかも2匹。ついにやりましたボルネオでピグミーグラミーゲットです。
小さなハゼもいてなかなかの収穫だった。


夜は友人の友人たちと一緒にパーティ。
みんなが色々料理を持ち寄ってくれて美味しく頂く。
我が家は奥さんがペナンから持ってきたハーバルチキンスープの素を使ってスープを作ってだした。
ごちそうさまでした。


さて翌日はマーケットに行ってみた。
この日からタウンにあるホテルに移ったのだ。
友人宅は1間しかなく我が家に気を使ってホテルを紹介してくれたのだ。
ロイヤルパークホテルという名前は素晴らしそうなホテル。実際はごく普通のバジェットホテルだ。一泊RM55。


ここから歩いて5分ぐらいのところでweek end marketをやっていた。
LimbangTシャツを探したがここは地元向けの店らしく、一般の物しか売ってない。
この次に行くMuluのためにここでトーチとレインコートを買っておきたかったんだけど見つからず。
ちなみにこの後近くにあったスーパーセーブというスーパーでトーチはゲットしました。RM5.5


その後適当に過ごして夜にジャングル探検に行くことに。
探検といっても車ですごい急坂を上がり山のてっぺんに行っただけ。
しかしそこで車を降りしばらく待っていると、頭上にコウモリが出現!
このコウモリ大きさが尋常じゃない。かなり背の高い木の上を旋回して飛んでいるのだが、翼を広げた長さが1mはあるんじゃないだろうかというでかさ。
その超ビックなコウモリが何匹も飛んでいる。さすがボルネオ。後日Muluに行きこのコウモリの話をするとガイドさんが、「そりゃメガバットだね」と教えてくれた。


そうそうこの夜食べた“ラクサ”が美味しかった。
ペナンで食べるラクサとは似ても似つかないが、見た目とんこつラーメンのようでしかも“なんつっ亭”のまー油みたいな黒い油が浮いていて実にうまそう。食べると豚骨スープではないけどどこかラーメンを思い出させる味でうれしい。


あと思い出したけど去年の12月頃リンバンで首刈り族が20人の首を狙っているらしいという噂が流れ住民みんなを恐怖に陥れていたらしい。といってもドラクエのモンスターみたいなハデハデ民族衣装のやつが鎌持ってうろついているのではなく、1首幾らという値段があってそれを狙う危ない人がうろついていると言う話らしい。なんでも国が橋を架ける時に占い師みたいな人に成功祈願を頼んだら、その占い師が「20個の首をささげよー」と言ったのが発端という話だ。うわさだけで実際に首がなくなったことは無かったようだが、ほんとに信じて町中怖がっちゃうなんてカルチャーショック。


さて翌日Limbangを後にしMiriへ移動する。
バスで移動するつもりだったが同じ値段でバンが出ているらしい。
これの方がホテルの前まで送ってくれるから便利だと教えてくれたのでバンで行くことに。Limbang to Miri 一人RM50.


hotelの前まで迎えに来てくれてバンに乗り込む。送りに来てくれていた友人たちと別れてMiriへ出発。
途中何人か拾っては降ろしを繰り返す。これもクラビに行ったときのバンと同じだ。
給油するために何やら怪しげな家に寄った。
家の裏にあるガレージというかただの掘っ立て小屋に車をバックで突っ込む。
臭いからするとそこでガソリンを入れるらしいが、普段見慣れている給油マシーンなど無い。
あるのはでかいたらいとポリタンクがたくさん、そしてエンジンポンプとホースだ。
どうやらでっかいたらいの中にあるのはガソリンのようだ。そしてそれをポンプで給油している。
なんでこんなところで給油?普通のGSもあったのにな。怪しげな分安いのかもしれない。
2階のベランダにすわっているおばあちゃんに金を払っていた。


快調に走り続け、国境へ到着。パスポートを運転手に渡す。
運転手は全員のパスポを係官に渡す。すると係官がポンポンハンコを押して帰してくれる。
これをマレーシア出国ブルネイ入国、ブルネイ出国マレーシア入国と4回繰り返し運転手がパスポを帰してくれる。
実にらくちんなイミグレーションだった。奥さんに至っては横になって寝ている間に国境を越えていたほどだ。

ブルネイの田舎道もきれいだった。しかもブルネイはお金持ちらしく田舎の方まで道路が非常によく整備されていて乗っていて楽。

さて次はMiriへ。