猫いざ日本へ
我が家の猫ボボがついに日本人になる時が来た。
すべての書類を持ちペナン空港へ。
空港では普通にチェックインカウンターでチェックインし
その時に輸出許可証を渡して猫の搭乗手続きをして
さらにキロ数に応じてお金を払う。許可証は返してくれる。
今回はゲージも入れて7.7kgだったが7kg分の支払いにしてくれた。
RM540ぐらいの支払い。
その後ペナン空港の中は猫を持ち歩いちゃいけないらしく
一時的に預けた。
出国を済ませ
搭乗ゲートで待つ。
係りの人にこっちに来てるからこいと言われ飛行機に向かうと
飛行機につながっている道にケージが置かれていた。
さて初飛行機体験。
もっと騒ぐかと思ったがこれが意外と冷静。
ほとんど鳴き声をあげることなくただキョロキョロしている。
時々ゲージの天井に付いている蓋から飼い主がそばにいることを確認するかのようにこちらを見つめる。
犬みたいに舌を出して「ハッハッハッ」と息を荒くするのもすぐ収まった。
そんな感じであっという間にバンコクに到着。
飛行機の中は思っていたより常に色んな音がしていることに気がついた。
なので、もしちょっと鳴いたとしても周りの人に気がつかれないもしれないな。
そうそう事前の予定ではペナン→バンコクはカーゴに入れなければならないと聞かされていた、マレーシアの法律だ、と。しかし当日空港では「どっちでもいいですよ」と笑顔を絶やさないタイ航空の人が教えてくれた。なので機内持ち込みできました。
バンコクでは乗り継ぎをするだけだが、到着のところから出発のところに行く間にX線検査があった。
そのときボボをゲージから出して抱いて通過してくれと言われた。
なのでちょっと危険だなと思いながらもゲージからだして、奥さんがボボを抱きかかえながらX線を通過。
もし逃げちゃったらどうすんだろ。
バンコクでしばらく待つ。
ついに日本行きの長時間飛行だ。
がしかし、ボボはここでも冷静さを保ち、たいした問題もなく無事羽田着。途中着陸態勢に入ったところでちょっと吐いてしまったが、あまり食べさせてなかったので持参していたトイレットペーパーで事なきを得た。
丸くなって寝たり、吐いてから自分で毛づくろいしたりとボボなりに旅路を過ごしていた。
ボボの落ち着きのおかげで人間は映画鑑賞に集中できた。エアアジア以外の航空会社使ったの久しぶりなのでそのサービスに驚く。
おしぼりお茶お酒ジュース飲み放題、ピーナッツの配布。そして目の前の画面。さらには座席もちょっと広い。久しぶりに快適な空の旅だった。
なぜかこの時見た"Meet the parents"に出ていた猫が、足のすぐ下で寝ているボボそっくりだった。ほんとに瓜二つでまるでボボがロバートデ・ニーロに抱っこされているようだ。
羽田到着後動物検疫所を探すと、イミグレを通ったあとにある荷物受け取りカウンターの横にあった。
行くとすぐ「ボボちゃんですね」と迎えてくれる。
係りの方は一人だ。
用意していた書類一式とマレーシアからの輸出許可証も一応渡す。輸出許可証はいらないかとおもったら、4枚綴りのうち中の2枚が必要だったらしい。
その後検査室に移りマイクロチップナンバーと超簡単な検査をしておしまい。書類をもらい終了。所要時間20分ほど。
このときもらう"輸入検疫証明書"はすぐれもので、ワクチンの有効期間内ならばこれがあれば簡単な手続きで海外に行って帰って来れるらしい。あの煩雑な作業が省略できるとなるとこれはかなり便利だ。
ということでなんとか無事に猫日本入国を果たしました。