GIRI リゾート

テーブルミドリイシ

今日は気合を入れてみんなで海でスノーケリング。宿の主人の話だとこの宿から200mぐらいのところで海がめを見ることが出来るらしい、その亀を発見するのが目的。
流されることも計算して250mぐらい移動したところから海へ進入。そこは他にも多数スノーケラーがいるので亀がいるんじゃないの?という考えでだ。
昨日よりも流れが穏やかで泳ぎやすい。珊瑚や熱帯の海水魚が出迎えてくれる、ナメラヤッコやチョウチョウウオ各種、ニジハギなどはとてもキレイだった。思ったよりもサンゴも現存していてキレイだ。シライトイソギンチャクとクマノミの家族も発見、もぐって近づくと一番大きなクマノミがこっちを威嚇してくるが無視して撮影パシャ。沖縄のニシバマとまではいかないが想像以上の海に感激している。
1mはありそうなテーブル珊瑚に見とれて泳いでいるとすぐ横がドロップオフになっていた。ダイバーなら喜んで降りていくのだろうがこっちはただのスノーケル、とたんに引き込まれてしまいそうな気がしてあわてて離れる。海は好きだけどやっぱり深いところは何があるかわからないので恐怖を感じる、サメとか出てきたら終わりだと思うし。人間には近づいてはいけない空間のような気がしてならないこれが畏怖ってやつか?まぁダイバーの方々に言わせればそんなことはないのだろうけどね。とりあえず亀は見つかりませんでした。エブリデイとか言ってたくせにな。
さて午後はTちゃんは創作活動にいそしみ、我が家はレンタルチャリで島一周することに。そんなに大変じゃないだろうと思い込み、R子はかごつきママチャリを選択自分はかっこいのでMTBを選択これが後ほど大きく左右することになった。
さて出発、最初は順調に走る。この風をきって走る感じが実に心地よい。インドネシアはペナンよりもカラッとしていて過ごしやすいのが我が家の共通の意見だった。想像通りの滑り出しに鼻歌まじりにペダルを漕いでいく、とここまでは良かった。
先ほど泳いだ海を右手にホテル街を通過するととたんに道が完全に砂になった。MTBの自分ですら必死で漕いでも数メートルで止まってしまう、なのでR子のママチャリは論外だ。太陽が照りつける中必死で自転車を押す。途中高級ホテルのバンガローが左右に現れ、そこでくつろぐセレブな方々の視線を受けながら砂の道をひたすら自転車を押して歩く。ずっとさきに同じく自転車で一周しようと思ったらしい人の姿が見える、彼らもやはりまだ自転車を押している。どうやら少なくともあそこまではこの調子で押していかなければならないらしい。うーんこんなはずじゃなかったのに。とそこへ例のシャンシャン音が聞こえた、ふりむくと力強くリヤカーを引っ張って走ってくる馬の姿が。我が家そして同じく砂の道に悪戦苦闘している白人さんたちの横を馬がいとも軽やかに走り去っていく。やはりこの島では車は必要ない、この道では馬が最もすぐれた交通手段なのだと理解することになった。
その後も同じ運命共同体となった白人さんたちと励ましあいながら何とか一周することに成功。この時点で既に白人コンプレックスはどこへやら、砂の道を「うおー」といいながらどれだけ長く走れるか何気に競ってみたりしてお互いちっさい戦友意識が芽生えたに違いない。途中からは砂の道も所々になり立派な土の道になったのでやや快調に走ることが出来た。
その後R子は一人で海に泳ぎに行き自分は宿のテラスでブーゲンビリアの木陰に入り読書タイム、リゾート感を満喫している自分にちょっと満足。
夕飯は昨日の晩とは違う場所のイタメシ。このたびはとにかくイタメシを食べた。しかしこの夜のレストランはかなり気に入った。昨夜と同じくバリ風のお座敷に上がって食べるスタイルだが、その造りが明らかに昨日のところよりもしっかりしている。昨日は隣の方々が動くと、地震!?と思うほどゆれたが今日は違うがっちり安定感がある。クッションも昨日よりキレイそうだし妙にハイテンションな音楽もないし従業員もキノコっぽくない、素晴らしい。
それを自分が説くとTちゃんは食事の前に買った特産のビンタンTシャツロングスリーブを買えたからだという。まぁ確かにそうかもしれない。インドネシアにきて毎晩このビンタンビールを飲んでいる。このビールキンキンに冷えたのが出てくることはまずない、しかもちょっと炭酸が抜けているようなものが多い。しかしそれこそがこのビールの特徴なのだろう。
ところでこの自分も2枚買ってしまったビンタンT、ギリもそうだしバリやロンボクでもこのTシャツを着ている観光客が多い、もしかするとイスラム国家インドネシアではビールそのものの売上げよりもTシャツの売上げの方が多いのではないだろうか。この時買ったTシャツはお気に入り。売れるのも納得。
ここでTちゃんにあたまにあるストレスのつぼと足裏にある湧泉のつぼを習う。手のひらでゴリゴリやるのも忘れないようにしないと。