夕日

マラッカタワー?って名前かどうかはわからないけど横浜のマリンタワーみたいなものに登った。
外側に向けて椅子が並んでいて座っていると回転しながらぐるぐると上昇していく。
時刻はちょうど日の沈む頃だ。
マラッカの夕日を見たくてここまで来たので、どうせなら良いポイントで見たいと思い時間を計ってこれに乗り込んだ。


タイミングは良かった。
海に沈んで行くところじゃなかったけどまぎれもなくこれはマラッカの夕日だ。
沢木氏もこの夕日を見たのかと感慨にふけりながら眺める。
特別綺麗かといえば…
わざわざ見に行ったので是非そう思いたいのは山々だが、まあ普通のキレイな夕日だった。
ともあれこういうものは“見た”という事実が大事なのである。
とりあえず満足し再びジョンカーへ戻る。帰りは歩きだ。


実はこのタワーまでは歩きではなくトライショーに乗って来た。
ペナンだけの名物かと思いきやここマラッカにもあるではないか。
ペナンでは乗ったことのなかったトライショーだが、観光で来ていると無性に乗ってみたくなるものだ、不思議。
ちょっと交渉して15RMで2台ゲットし3人で乗車。
マラッカのトライショーはペナンスタイルと違い動力となる自転車が横に付いている、ちなみにペナンスタイルは後ろね。
これだと大声を張り上げなくても運転手と話が出来て楽。
乗ってみると思いのほか気持ちいい。
わざと川ギリギリを通ってビックリさせるサービスもしてくれたが、こっちがそれ相応のリアクションをとってもなぜか運転手は無表情。さすがマレー人、読めない。
ペナンとの違いを教えてやったら、「ペナンでは後ろなのか??じゃあこの花は同じか?」と食いついてきた。
お飾りで派手派手な造花を車体いっぱいに付けているのは同じだったので、同じだと言うと「そうか、うん」となぜか納得顔。マレー人のツボはよくわからん。


ジョンカーのナイトマーケットは面白かった。
食べ物の露店も多くこの日の晩飯はここでの食べ歩きに決定。
色々食べてみたけど一番美味かったのはポピアという生春巻きだ。
煮た大根が主な中身なんだけど他に色々入っている具材と合わさって美味い。お勧めです。
ガイドブックに出ていた針金細工のおじさんも写真と全く同じ顔で営業していたのですぐわかる。
このおじさん針金細工を日本人に習ったらしい。
ならば日本人をアピールすれば何か起こるかなと思ったが、全く変化なし。
ジョンカーサングラスをゲットして帰る。


川を遊覧船が運航しているのでこれも乗って、ホテルへ戻る。
明日はKLに寄ってみよう。