お見舞い

今日は友人の脚Cが急きょ入院したと聞いてお見舞いに行った。

彼女が入院したのはGHというマレーシア政府が管轄している病院。
なのでマレー人ならば料金が非常に安くすむ。まえに聞いた話だとほんの数リンギ払えばいいような感じだったと記憶している。

ただ衛生面や設備の類はそれなりになってしまうのでペナンに住む富裕な外国人たちには人気はない。奥さんの親友上2はここの来るとあとで吐くか下痢になるという。


さてGH、駐車場がない!いやかなり大きめなパーキングスペースはあるのだがそれ以上に車が多すぎてあふれかえっているのだ。ぐるぐる20分ぐらい回ったが発見できずに途方にくれる。
とりあえずだんだん頭にきている奥さんを先に下ろし一人で駐車場探しだ。
しかしマレーシアの駐車の仕方には疑問がある。ちょっとでもスペースがあればそこにとめてしまうのはわかるが、普通に並んで駐車してある車のすぐ前に縦列駐車してしまうのはどういうわけなんだろう?明らかに正規のパーキングスペースに止まってる車は出られない。あとでもめること必至だと思うんだけどなぁ

ようやく発見。結局刑務所の横のもと或る便の駐車場にとめた。


さてC6という病室を探そうと思い受付っぽいカウンターにいたマレー系の看護婦さんに聞く。英語とマレー語をまぜて
「Where is Cンパ?」
「Cンパなー?」「Yes,Cンパらー」
みたいな会話をして教えてもらう。指差しとともに「サトゥ」と言っていたので一階のことだろう。
おかげさまで無事発見、前回は迷いすぎて面会時間が終わってしまったという失態をおかしたので今回は上出来だ。


脚Cが居たけどいつもキリッと縛ってある髪もほどいていてなんとなく目もうつろだ、痛々しいな。
どうしたのと聞くと、なんでも頭のスキャンを撮ってもらいに来たらしい。昨日からろれつが回らなくて腕もしびれているらしい。それって脳梗塞なんじゃないの!?
しばらく一緒に話しているとなにかチェックするというので追い出されてしまった。

他のベッドをみまわすと家族でお見舞いに来ているのか、おじいさんのベッドをみんなでかこんでいる家族がいた。そして手をつないだりしてみんなで何か歌っている。なんともいえないメロディだ。気持ちが落ち着くような、ともすると鎮魂歌ともとれる感じだ。もしかすると爺さん今日あたり山…


とりあえず追い出されたので買っておいた昼飯を食べる。

食べながら撮った写真。

食べ終わって病室に戻ろうとしたらあれ?鍵がかかっていて入れない。奥さんに電話すると面会時間が終わってしまったらしい。
脚Cまた来るからと心の中であいさつして帰る。




羅二さんが帰りにボボを見に来るという。
どきどきしながらボボ持って帰るか聞くと、まだ持ってていいとのこと。良かった良かった。
ボボは久しぶりの羅二さんとの対面に困惑顔だ、正直なところあまりうれしそうに見えないぞ。羅二さんは非常にうれしそうだけど。

ボボの困惑顔の理由はすぐわかった。羅二さんはボボが少しでも何かしでかしそうになるときつくしかる。
「このドーナツをもの欲しそうな目で見るんじゃありません!」(多分僕の誤ヒヤリング)
「そこでつめを砥いではいけません!」(本当は砥いで良い場所だった)
我が家は完全にあまやかしっぱなしなので、ボボはまたしかられると思ったんでしょう。しかしボボの躾のためにはしかった方がいいんだろうな。

ところで羅二さん、ボボをしかるたびに手をぱちんとたたいておこるんだけどそのたびにドーナツの砂糖が飛び散ってるんですけど…