ツーリング

突然ツーリングに行きたくなった。


日本では50ccながらバイクに乗っているけどペナンではやめておいた。理由は事故が怖いからだ。実際バイクがらみの事故は多い。

なのでしばらくバイクに乗っていない。



というわけで先週バイクに乗ってペナン島一周の旅にでかけた。
メンバーはうちとスン夫婦とタン夫婦だ。


バトゥフィリンギでバイクを借りる。

HONDAに乗るスンちゃん
一日RM30〜40

何ccなのか解らないけど多分125ccぐらいだろう。それに二人乗りをする。中免がない自分には日本じゃ出来ないことなので面白い。

バイク気持ちいいぜー


まずはテロバハンを抜けてドリアンの直売所へ。
ここで朝ご飯にドリアンを頂く。2個でRM35とあんまり安くない。

おじさんが皮を剥いてくれる。トゲトゲがすごい。後ろに見えるのがレンタモト。

タンはまだあまりドリアンに慣れていなく渋い顔。2人で1粒食べたところでリタイヤ。ドリアンてこういうイベント性があっておもしろい。

タンの奥様カオの後部座席での乗り方がかなりうまい。やはり慣れているな。走りながら写真とか撮ってくれる。


山道を降りたところで道端のマレーナシカンダに入る。

ちょっとおかずの種類がタウンと違うかも。見たこともない野菜が煮られていたので食べてみた。見た目竹の子かなと思ったがバンぶーじゃないという。味も確かに竹の子とはちがう、しかしなんてことのない味だった。



実は特に目的地も無い旅なのだが、一応設定しておかないとつまらんだろうとペナン島の左下の端にあるビーチを目指した。
Pantai Panjungだ。


バリプラウ市内に行かずに南下する。
このあたりは、本当にペナン島ですかここは?と思わせるほど長閑。
まっすぐな田舎道の周りにはヤシの木がたくさん生え、真っ青なそらにその葉映がものすごいきれいにうつる。道路沿いには昔ながらのマレースタイルの家がポツポツと建てられ絵葉書みたいだった。

ヤシの木がきれいな道。ペナンの道100選に選ばれている。はず。

マレーの高床式の家


そんな美しい田舎道をしばらく気持ちよく走り、もっと細い海岸沿いの道に入りそこを5分ほど走ると到着。結構あっけなく着く。やっぱりペナン島はそんなに大きくない。

牛がいると自然とのんびりした風景になるな。

細い海岸線の道


ビーチは特別なものは何も無くバトゥフィリの方と大差ない。こっちの方が波が荒いというぐらいだ。ちょっとだけ島の裏側に来ればキレイな水があったりしてと期待していたのだがやっぱりペナンはペナン。
しかしこれでタウンの方は生活廃水で汚れて濁っているというのは間違いで、もともとペナンは濁っている海なんだということがわかった。

人気はあまりない。


その後は氷見人の希望で昔ながらのわらぶき屋根が残っているカンポンを目指す。Kg Seronokに向かう。


田舎道から徐々に町になっていく。交通量が増えると危ないので注意。


しばらく走るがカンポンが見つからない。

が、なんとか到着。


しかし発見して衝撃の事実が。
昔ながらのわらぶき屋根がしっかりとしたトタンの屋根に変えられていた。最初その建物の前にきたけどなかなか気が付かなかったのはこのためだった。


まぁ目的地に来るという目的は果たしたので満足だがちょっと残念。その家の前で記念撮影をする。

ガーン藁葺きじゃない。結構普通の家だった…

このあとスンのマシンのガソリンがなくなる。たった2リットルしか入らないらしい。110ccもあるHONDAなのに。


次にクイーンズベイモールの近くでお茶をしようと走る。
バトゥマウの工場地帯を走る。
ここからは交通量も多くなるし道も大きくなるので大変だ。

街中に入るとちょっと緊張する。信号待ち。

と思ったらいつの間にかハイウェイに入ってしまった。しかも道を間違えた、やばいじゃんこれ。ビュンビュン走る車を横目にリカバリーロードを探す。
なんとかなって到着。よかったー


海を見ながらジュースを飲み、最後の目的地アイルイタムダムへの道を探す。
氷見人が知っていたのであとについていった。助かった。


アイルイタムダム到着。この山登りの途中でタンのマシンをカオがいつの間にか運転していた。


ダムの駐車場で自分の前輪が側溝に落ちた。無様。



ダムでしばらく休憩。50cmぐらいあるカメが泳いでいるのを発見!このダムにはみんながミドリガメを捨てるらしくたくさん泳いでいるのを見る。しかし50cmにもなるかな?あれは違う種類かもしれない。

ここで岩の隙間からボルネオで聞いたことがあるカエルの声がした。ガイドさんが「これはナントカガエルですよ〜」と言って「へー」とか思っていたがこんな身近にも普通にいるカエルだった。

ダムの上を歩く。ここからダムを一周できる。


その後自宅の近くを通りバトゥフィリンギまで走る。
やっぱり車の横をすり抜けられるのは楽でいい。


お店に着いてモトを返したのが5時半だったので6時間以上のツーリングだった。総走行距離110km。
ガソリンも最初に入れた5リンギで十分足りたしレンタル代もRM40だし面白い遊びでした。


しかし何故かこの数日後奥様たちが次々具合悪くなったので、後ろに乗っていると運転してるより疲れるのかもしれない。