CERAGEM

嫁さんが最近友達と一緒に行っているCERAGEMに行ってみた。


理論はよく知らないが韓国系マッサージの一種らしい。

うわさにはよく聞いていたが来たのは初めてだ。
大体こういう得体の知れないやつはちょっと苦手。

まぁしかし何事も経験なので試してみることに。無料だし。無料ほど怪しいものはないけど…



場所はフェティスパークのビルの中。フードコートの裏側だ。
“CERAGEM”の看板が大きく出ている。


靴を脱いで入ると並んでいる椅子に座ることになる。
いつの間にか嫁さんが受け取っていた番号札をもらう。6番。


そのまま座っていると司会者らしき男性が現れる。東マレーシア系だ。
そしてマレー語で何かしら言い始めた。聴衆は15人ほど。そしてしばらくするとこっちを向いて「初めてですよね」と英語で話しかけてくる。しょうがなく受け答えする。あんまりしつこくはなかったので助かった。しかし歓迎の拍手を受けてしまった。


5分ほどのトークの後映像がスクリーンに映される。これを見ろということか。
内容は両腕が付け根から無いまま生まれてきた韓国人の男の子のドキュメンタリー。音声も字幕も韓国語なので多分誰も理解できていないが映像は続く。
時間が来たらしく途中で終了、かわいそうな子が必死に頑張っているのは解ったが結局サラジャムとはどういう関係だったのか不明。



さて映像の後トークがちょっと続き、歌を歌ったり、掛け声みたいなコールをしたりする。これはちょっとついていけないかな…。しかし強要はされないのでOK。締めに「サラジャムサラジャムNo1!」と言う。


さて肝心のマッサージだが同じホールの半分にマッサージベッドが所狭しと並んでいる。30個ごらいはあるかな。そこに適当に寝ていく。自分でタオルなど敷物を持ってくる必要があるらしい。嫁さんが自分の分もくれた。


これは普通のちょっと旧型のマッサージベッドという感じ。
仰向けに寝て背中側にあるコロコロが動き出す。動きも普通だ。ちょっと普通のと違うのはコロコロが熱くなることだ。これがヒスイで出来ていてなんか健康にいいらしい。という超ざっくりした知識しかないが、熱いコロコロは気持ちいい。ベトナムでやったホットストーンマッサージを思い出す。


マッサージが始まると係りの女性が来て色々問診する。最初の人には聞くことになっているらしい。最初から怪しんで来ている自分は「個人情報は教えないぞ」とか思っていたがID住所電話番号は聞かれず、ただ名前歳服用している薬はあるかとか血圧とか痛いところあるかを聞かれただけだった。


その後気持ちよくマッサージベッドに身をゆだね20分ほど過ごす。


終わったらそのまま終わり。各々適当に帰るだけだった。


なにが目的なのか考えていたが、このマッサージベッドを販売しているらしい。しかもRM10000とかなり高い。
なのでただで人を呼んで試させ、気に入ったら部屋の隅につんであるダンボールのベッドを買ってもらおうというのが恐らく目的なのだろうと思う。


しかし通えばただで一日一回は寝られるという。
100人呼んで1人ぐらい買う人がいればOKという感じでやっているのかな。


寝ている間次の回のトークが始まったのだがこれがものスゴい勢い。マレー系の女の人なのだがトークが弾む弾む。これぞねずみ講らしいというか自己啓発系の怪しい会の話しっぷりという感じだった。
自分たちの回の担当がこの人じゃなくてホンと良かった。
毎回こういうのに付き合うのがうんざりして、買うか と思う人がいるかもな。


ただでマッサージ出来ると考えればいいです。ただ変わったコールなど前半のトークを毎回乗り切れる自身は必要になりそうだ。