Flood
奥さんの
「なんか他の車移動したみたいだよ」
という声で起きた。
眠い…
時刻は朝6:30
まだ真っ暗だ。しかも昨夜はなかなか寝付けなくて多分寝たのは3時ぐらいだろう。
他の車が移動したということは洪水か??
と思い起きて外を見てみる。
寝ぼけた頭なのでよく見えていないが川が満水になっているのは確認できた。その時点では既に溢れていることには気がついていなかった。
「じゃあ車動かしてくるわー」
と鍵だけ持って外に出る。すでに雨は小康状態。どこに動かそうかなー
と考えながら階段を降りると
あれ?最後の一段が見えない!
水で見えなくなっている。
ようやく事の重大さに気がついた。
スネぐらいの深さでジャブジャブ水をかきながら進む。
入った瞬間「足にキズはないよな…」と考えたが無いのでOK
以前にアロースターで知り合いが洪水にあってその時の汚水が傷口だか飲んじゃったんだかで、えらいことになったという話があるからだ。
ポツンと取り残されているわが愛車を確認する。
どうやらギリギリマフラーは水没していないようだ。タイヤについた痕跡をみてもギリギリセーフに見える。
雨も止みそうだし下手に動かさない方が良さそうだ。
外の様子を確認に向かう。
歩いてガードハウスの方に向かうが、途中膝まで深いところもあった。外の道路には逃げる途中で止まってしまった車がハザードをつけて道の真ん中で止まっていたり、警報アラームが止まらなくなってけたたましい音を立てている車がいる。
「こりゃやっぱ今更逃げないほうがいい」
と確信し一応アパートの敷地内を確認することに。
ざっと見てわかったのは、我が家の駐車場は比較的高い所にあるということだった。ラッキー
一周して戻ってくると水に流れができている。水が引いて行っているということだろう。車の方に戻ってみるとだいぶ引いているのでエンジンをかけてみる、と快調。よかった。
この場所には一年半ぐらい住んでいるが一番の雨だったらしい。
このあたりはペナンでもすぐ洪水になる場所だと聞いていたがついに遭遇。
そういえば夜中に誰かがなにやら叫んでいるのが聞こえたような気がするがその時に気がついていればなぁ
今朝は友人スンミトヒがペナンから引っ越した。
コムタに送りに行く予定だったので車セーフで助かった。