さよならハマクマノミ

日本帰国に伴いついに海水魚水槽をたたんだ。

ペナンでもやはりこの趣味はマイナーなので、引き取り手を一応探したが見つからなかった。


で、我が家のサバイバル水槽で生き残ったハマクマノミミスジスズメをショップに引き取ってもらうことにした。


しかしこのショップの店員ほとんど英語が通じない
いつも何かを質問するとき苦労していたのだ。

なので今回はローカルのホッケンスピーカーについてきてもらうことにした。梁さんありがとう。



さてまずは魚を運ぶ準備をしなくては。
店は家から20分ぐらいだが念の為に安いエアポンプを用意した。RM7.50。
その携帯型エアポンプを動かす。

が、動かない。この間試したときは動いてたのに。ひょっとして電池の充電が足りないのかとエネループを充電してみる、こと20分。ようやく動いた。よかった

200円のポンプなのでボロい

こんな感じで運びました。

店に到着し一応英語で伝えたがやはり解ってないので、梁さんが一言言ってくれた。すると
「OK OK」
と言いさっさとバケツを持って奥へ入っていく、そして魚種を確かめる素振りも見せずに水をザーと空け魚だけ取り出すとさっさと近くの陳列水槽にドボン。
…あれ?あのー水合わせは?と言わせるスキもなく終了。
「サンキュー」
ニカっと笑い去っていった。

入店からここまでわずか1分。ものすごい勢いで引越し完了。


かなり生命力の強い2匹なので大丈夫だと思うけど、さすがマレーシアだな。

日本だったらどうなんだろう?何か色々水温だの塩分濃度だのと聞かれるに違いない。と言うか聞くべきだろう。しかも病気についても何も聞かれなかった。
マレーシアのこういう太っ腹なところは好きだ。


さて新しい水槽に入った我がハマクマノミミスジスズメ。
アズファーとハギが同居人になった。

陳列水槽に入ったハマちゃんたち


ミスジは"ワタシニハカマワナイデクダサイ"と行っているように水槽上部で気配を消している。
ハマクマはハギに怯えているようだ。
「がんばれハマクマ」
と水槽を覗いて応援。はぁ切ない。ついさっきまで慣れた家の水槽で最後の晩餐をパクパク美味しそうに食べていたのに…
昨日今日と新しい環境になったらきっとしばらく餌も食べる気を失くすだろうと多めに食べさせておいてよかった。


別れを惜しみしばらく水槽の前で観察する。小さい2匹にアズファーはあまり関心がないみたいだ。まぁハギもそこまで追ってこない。んっ?という感じでハマクマの方を見るだけだ。
まぁこれなら大丈夫だろう。ミスジとハマクマなので大抵の魚には負けないだろうし。
さようなら…いい人に買われてくれ。



悲しみをこらえて店をあとにした。


マカラムストリートにある海水魚専門店。おすすめできます。


反射しちゃいましたが展示水槽もきれいに保たれています。
サンゴや無脊椎の品数も豊富で状態もまあまあ。