Badminton バトミントン

今日みんなでバドミントンをした。


毎週やっているのだがいつも集まるメンバーは5人ぐらい
しかし今日はなんと10人も集まった。


間違いなくオリンピックの影響だ。



そう、この間の日曜夜に全マレーシアがクギ付けになったオリンピックの試合があったのだ。
男子バドミントン決勝、マレーシアのLee Chong Wei vs 中国のリンダン。


このLee Chong Weiは3年間で唯一覚えたマレーシアのスポーツ選手。
見た目はあまりパッとしないがマレーシアにおける国民的ヒーローである。
老若男女誰に聞いても知っているし、東南アジアでは有名なトーマスカップというバドミントンの大会で勝ったらしい。世界ランク1位というからすごい。それで彼はマレーシアの爵位であるDatuk(ダト)の称号を持っている。


この彼がただ一つ持っていなくてマレーシア中が望んでいるもの、それがオリンピックの金メダルだ。
4年前の北京でも同じカードで決勝だったらしい。しかしその時も負けてしまったということだ。

それで望んだ今回のオリンピック。マレーシア初金メダル&リンダンにリベンジすることができるか!?という大注目の一戦だった。


結果、惜しくも負け。

日本のテレビを見ていないとあまり情報入ってこず、今回のオリンピックは「ああーやってんだな」ぐらいしか思ってなかったが、マレーシア中が注目しているのでこの試合は真剣に見てしまった。気分はもうマレーシア人だ。


もともとちょっとかわいそうになる感じの顔をしているLee Chong Weiだが、負けた直後は見ていられないよっという感じになってしまった。
今日聞いた話では負けたあと彼はtwitterでただ「I'm sorry…」とつぶやたそうだ。


試合中自分たちのアパートでもみんな見ているらしく

「アイヨー!」

「オオー!!」

といった歓声が色んなところから聞こえた。
視聴率どのぐらいだったのか気になる。この試合は地上波のTV1で放送してくれたので自分も見れた。


がしかし全マレーシアがかれを応援していたかというとそうでもない。知り合いのインディアンの小学生の男の子はリンダンの大ファンでこの決勝になっても

「絶対リンダンが勝つ!チョンウェイなんかが勝てるわけないぜ!!」

と息巻いていた。
安易にナショナリズムにのせられていなところは感心できる。


しかし残念なことにマレーシアは次世代が育ってないらしい。
こんなに国民的人気スポーツなのにもったいない。今日も普段運動全くしなそうなSとJが来たが、そんな彼女たちでもバドミントンならそこそこできた。


Lee Chong Weiが負けたらマレーシアのオリンピックはおしまい。
と思っていたが、なんと今朝サラワ出身の選手が女子飛び込みで銅メダルを獲得したという。或便が「ソーサプライズ!」と驚いていた。


さて今日はこれから男子サッカー3位決定戦がある。実は今知ったんだけど…
なんと相手は韓国だ。それにしても日韓戦がオリンピックの決勝になりかけたとはすごい。