パンタイクラチュ キャンプ2 1日目
また友人たちとキャンプに行った。
場所も同じパンタイクラチュだ。
「今回は日本に帰る前に連れて行くからね!」
と前回も一緒に行った、間経酢が色々準備してくれた。
そういう一面があったのかと驚くほどの働き振りだ。普段の彼女からは想像し難い。これには感動を覚えた。
とまぁだから半分気楽にゲストのような気持ちでいたのだった。
さて当日我が家のムーブに大人5人と荷物を詰め込み出発。すし詰めだったがなんとかテロパ到着。
さて今回のメンバーは
間経酢一家 インド
羅宰洙 インド
ジェル インド
星羅 インド
花 インド
れ塗 インド
莉 チャイニーズ
亜瑠便 インド
それとうちの2人 ジャパン
と圧倒的にインド色が強い。不安…
それとあと日帰り組が数人。
間経酢の手際の良さで今回はしっかりキャンプの予約が出来ていてすんなり出航となった。
超大量の荷物をボートに乗せボート組を送り出し、自分も参加する山歩き組も出発する。
今回は普通の大人6人で歩いたのでスイスイ進み1時間弱で現地到着。前回2時間半かかったのはなんだったのか。
唯一女性の三貝をちょっと待ったりしながらでもこの早さで着けた。
到着しボート組がすでにテントを張っていたらいいなぁと期待しながら行くと、おおー、ちゃんと張ってある!
テン村ができている、えらい。
火おこしを頼まれ炭に火をおこす。
そうこうやっていると突然空の雲行きが怪しくなった。
まさかの雨か!?
数分後、みんなで土砂降りの中テント村を覆うように馬鹿でかいブルーシートを懸命に気にくくりつけることに。
みんなずぶ濡れだ。
寒いよーと泣き言をいいながらも、ずぶぬれになったせいかみんなハイになっていて
ゲラゲラ笑いながら作業をすすめて行く。
30分ぐらいかかってなんとかテント村をカバーし終えた。
雨が降ってきて大騒ぎに
こんな感じで覆えました
支柱の押えに俺のサンダルが…このせいで2日間裸足で過ごすことに。
亜瑠便と自分は寒くて我慢できないのでそのまま海に直行。
まるで温泉のように暖かく感じる。あー気持ちいい、震えが止まった。
その後雨も止みビーフンを食べあったかいお茶を飲むと気持ちも安らぎ元気もでた。
ので、釣りをしに桟橋へ。メンバー4人。
れ塗
可丸
亜瑠便
自分
だ。
コンペティションだというのでいそいで支度をし始めるが、他の全員の竿の準備をしなければいけなかった。
竿の伸ばし方やリールの使い方から教え、みんなに仕掛けも分けてあげてそれを取り付け
「さて自分の支度をするか」
と思うと
「餌つけてくれー」
「餌どうやって付けるの?」
と頼まれ、それを終えて自分の竿の準備が出来て「餌付けるか」と思うと
「釣れた、魚針から外して!早く!」
と頼まれ、なかなか落ち着いてできなかった。
が、自分の仕掛けを落として一息つくと実に気持ち良い。
この場所は釣り場としてパーフェクトだ。桟橋の先端に屋根が付いていて椅子がある。水道も来ていてその場ですぐ手を洗える。船着場なので海面まで階段が伸びていて何人も同時に釣れる。
最高の立地だった。風もそよそよ吹いて心地よい。ラオスで買った麦わら帽子をかぶりって竿をふる。
しかし、その後解ったことだが船が出航するたびに人で溢れかえり釣り中断しなければいけないこともしばしばだ。
本来の目的がそれなので文句は言えない。釣り禁止になってないだけラッキーだ。まあそこはマレーシアそんな野暮なことはまずないけど。
3時間ほど釣り釣果は
れ塗10匹
亜瑠便7匹
自分4匹
可丸1匹
という結果に。れ塗がクイーンに輝いた。
ほとんどイシモチだがゴンズイも4匹釣れた。
可丸だけ全く釣れずにいて息子の真イカに「パパは?」と言われ続けちょっとかわいそうだったが最後にようやく釣れて拍手喝采。
キャンプに戻ると夕食の支度が始まった。
また火をおこし魚をさばく
メニューはカレー2種類。インド版と日本版だ。
それにBBQで焼いた肉とさっき釣った魚を全部塩焼きにして食べた。
釣ったからには食べなくてはと若干責任感もあってみんなに勧めるがそこそこの売れゆき。
釣った本人たちも釣った時は
「これ食べられるのか?」
「もちろん、イシモチという魚で日本でもよく食べるぞ。」
「そうか!ヨシ人数分釣って食べよう!イエーイBBQだー」
と言ってたはずなのに一匹食べると
「イッツナイス、バットイナフイナフ」
と非協力的。「アイドンノーハウトゥーイーツ」と訳わからん言い訳も出てきた。
ならしょうがないと責任感を感じてしまっているので一人でもくもくと食べていると
「オーお前は日本人だから魚が本当に好きだな、みろみろみんな!」
「日本人は主食が魚だろ?肉より魚が好きだよな」
みたいな感じではやしてくる。
頭きたので無視して食べた。7匹食べたところで腹いっぱいになったしかしまだある。
でまたしばらくして、当然これはお前のな、という感じで
「イートイートラァー」
と差し出してくる。はぁむかつく。
しかし腹いっぱいなので食べきる事はできなかった…もったいない。こういう感性ってインド系マレー人にはないらしい。
ちなみにイシモチはもちろん美味かったが、ゴンズイも危険なヒレやらヒゲやらを取って食べたが、こちらもかなりの美味。
その後も夜に夜釣りに行ったりゲームなんかしてちょっとは楽しかったが
細かいイライラが募り相当疲れて一日目を終えた。
「そろそろ日本に帰るのも悪くないかも…」という感想を述べ就寝。